ハーブの効果と効能

ルイボスは健康効果・美肌効果がある!?副作用はあるの?

ルイボスは、マメ科の針葉樹、学名:アスパラサス・リネアリスで、古くから南アフリカの先住民が「魅惑の健康茶」、「不老長寿のお茶」として飲まれていました。強力な抗酸化作用を持ち、ミネラル類を豊富に含んでいます。

今回の記事では

  • ルイボスの健康効果・美肌効果を知りたい
  • ルイボスは副作用があるか知りたい
  • ルイボスハーブティーを美味しく飲みたい

このような疑問を解説していきます。美容と健康にとっても良いお茶なので、最後までお読みくださいね。副作用があると困りますが、このことについても調べてあります。

ハーブについてさらに詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファンスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事をどうぞ!
>>最強のハーブファスティングとは?

ルイボスの基本情報

名称  ルイボス
英名  rooibos tea
学名  Aspalathus linearis(アスパラサス・リネアリス)
和名  ルイボス茶
分類  マメ科アスパラトゥス属の針葉樹
原産地  南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈一帯の山野
主要成分 (100g当たり) 強力な抗酸化力を持つフラボノイド、
リン、カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなどの主要なミネラル類が多い
使用部位  細かな落葉
代表的効能  糖尿病を予防する効果
美肌効果、
アトピー性皮膚炎を改善する効果、
動脈硬化を予防する効果、
生活習慣病の予防・改善効果
利用法    ルイボスティー

ルイボスは強力な抗酸化作用を持ち、ミネラル類を豊富に含んでいて、糖尿病を予防する効果や、美肌を保つ効果など数々の健康効果が期待されている植物です。原産地では「魅惑の健康茶」とも呼ばれています。

健康や美肌に効果を期待されるルイボスティーは魅力的ですね。副作用も基本的にはなく、飲みすぎるとトイレが近くなるので、最初は少しずつ飲むといいようです。ルイボスとは、マメ科アスパラトゥス属の針葉樹で、主にルイボスティーとして使用されているハーブの一種です。

ルイボスの効果・効能・作用を解説

ルイボスの健康効果

  • 糖尿病を予防する効果
  • 美肌効果
  • アトピー性皮膚炎を改善する効果

これらについて以下で説明します。

効果①:糖尿病を予防する効果

血糖値が高いと、医師から「脳梗塞、心筋梗塞、認知症が発症しやすくなるから、気を付けなさい」と言われます。糖尿病は症状にも個人差がありますが、重い場合は激しい喉の渇き、大量の尿を排泄する状態などの症状が現れます。

血糖値が病的に高い糖尿病は、血中の糖濃度が高すぎると、尿とともに糖質が排泄されます。糖尿病の発症には、加齢や遺伝など様々な要因が存在しますが、体内で発生する活性酸素によっても、糖尿病が発症するリスクは高まります。

ルイボスの持つ強力な抗酸化作用には、糖尿病を予防する効果があると考えられ、ルイボスに特有のアスパラチンというフラボノイドは、糖尿病の原因となる高血糖の予防効果があるという研究報告がなされています。

効果②:美肌効果

肌に起こるトラブルとしてシミ、しわ、たるみなどがありますが、これらにはすべて過剰に発生した活性酸素が深く関与していることが明らかとなっています。活性酸素はメラニン色素の生成を促す作用があるため、シミの大きな原因のひとつであるといわれています。

活性酸素が体内で増加することによって、肌に存在しているヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲンなどの構成成分などが体内から減少し、コラーゲンにいたっては固く変性して弾力を失います。

ルイボスが持つ強力な抗酸化作用によって、肌のハリや弾力が衰える原因となる活性酸素を取り去ることができるため、ルイボスには、美しく健康な肌を保つ効果があるといえます。

効果③:アトピー性皮膚炎を改善する効果

ルイボスにはアレルギー性の皮膚炎を抑制する効果もあるといわれており、アトピー性皮膚炎の患者に、1日あたりルイボスの葉15gに相当する抽出物を経口投与した結果、重症のアトピー性皮膚炎患者の約半数に症状の改善が見受けられたと報告されています。

ある研究では、アトピー性皮膚炎やかゆみを伴う皮膚炎、ニキビなど様々な皮膚疾患の患者をルイボスのティーバッグを入れた風呂に入浴させた所、大半の症状が改善されたという報告もあります。

その他の効果・作用

ルイボスの持つ強力な抗酸化力は、動脈硬化を予防する効果があるといわれています。ルイボスの抗酸化作用によって、活性酸素の増加を抑制することができるため、動脈硬化を予防する効果が期待されています。

さらにルイボスの抗酸化作用によって、生活習慣病のひとつである高脂血症を予防することができるとされています。

ルイボスの持つ強力な抗酸化作用によって、体内の活性酸素を除去することは、悪玉(LDL)コレステロールの増加を抑制し、高脂血症を予防することにつながるのです。

ルイボスの副作用や注意事項、禁忌など

ルイボスティーは、副作用が起きるということは基本的にありません。ただし、ルイボスティーはミネラルを多く含んでいるので、飲みすぎると利尿作用でトイレが近くなったり、下痢を起こしたりする可能性はあります。

他の多くのお茶にも当てはまりますが、トイレが近くなりすぎて困るなど心配な方は、少量から飲み始めてみて、身体の様子を見ながら飲む量を増やしてください。

ルイボスのハーブとしての使い方

ルイボスの効能を活かすための摂取方法について解説します。

ハーブティー(摂取方法1)

ルイボスティーは、ルイボスの細かな落葉を発酵・乾燥させたものです。ルイボスティーは鮮やかな赤色のお茶で、渋味が少なく、緑茶や紅茶に含まれる成分であるカフェインが含まれていないことが特徴です。

ルイボスティーを飲むことで体の新陳代謝や血行改善が促され、美肌やアンチエイジング、デトックスといった、女性にうれしい効果が期待できます。

ルイボスティーの入れ方

ルイボスティーから抗酸化力を効率良く引き出すためには、水から煮出すのが効果的です。

2.5g程度のルイボスの茶葉が入ったティーバッグを1.5ℓほどの水に入れてから沸騰させ、10分以上煮出します。

冷めてからティーバッグを取り出す方が、より抗酸化作用が強くなることも明らかになっています。

★ルイボスティーの1日の摂取量は500mℓが目安とされています。

ルイボスエキス配合スキンケア(摂取方法2)

オーガニックのルイボスエキスを使用したルイボスエキス配合スキンケアができます。ルイボスティーを飲んで、身体の中からルイボスエキス配合スキンケアを使って、ダブルの効果で活性酸素を除去、「酸化」「老化」を防いで『抗酸化』対策をします。

ルイボスのよくある質問

ルイボスティーって何に効果があるの?

ルイボスティーを飲むことで、生活習慣病の予防、アレルギーやアトピーによる痒みの軽減、細胞の老化を遅くする効果等が期待できます。 また優れた整腸作用があり、便秘や軟便を解消するという報告もあります

ルイボスティーは1日何杯まで飲めますか?

ルイボスティーの1日の摂取量の目安は「コップ3杯程度」とされています。 そのため、コンビニで500mlのルイボスティーを購入する場合、1日1本程度で十分となります。

ルイボスティーは女性にどんな効果があるのですか?

ルイボスティーには、この活性酸素を除去してくれる働きが期待されているのです。 これはつまり、ルイボスティーを飲むことで体の新陳代謝や血行改善が促され、美肌やアンチエイジング、デトックスといった、女性にうれしい効果が期待できるということです。

まとめと研究情報

ルイボスティを飲むことで、生活習慣病の予防、アレルギーやアトピーによる痒みの軽減、細胞の老化を遅くする効果等が期待できます。 また優れた整腸作用があり、便秘や軟便を解消するという報告もあります。

おさらい

【効果】

  • 糖尿病を予防する効果
  • 美肌効果
  • アトピー性皮膚炎を改善する効果
  • 動脈硬化を予防する効果
  • 生活習慣病の予防・改善効果

【注意点・副作用・禁忌】

飲みすぎると利尿作用でトイレが近くなったり、下痢を起こしたりする可能性はある。

【摂り方】

ルイボスティー

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

ルイボスティー(アスパラサスリニアリス)は、ストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットの酸化ストレスを部分的に防止します

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/15910170/

要約

この研究は、ストレプトゾトシン誘発糖尿病ラットにおけるルイボスティーの抗酸化作用を調査しました。結果は、ルイボスティーが酸化ストレスを一部防ぎ、特に糖尿病に関連する生体内の終末糖化産物とマロンジアルデヒドの濃度を低下させることを示唆しています。これにより、ルイボスティーが糖尿病性血管合併症、特に眼の症状を予防および治療するのに役立つ可能性があることが示唆されました。

2型糖尿病モデルdb/dbマウスにおけるアスパラサス・リニアリスのルイボスティー成分であるアスパラチンの血糖降下作用

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19188054/

要約

この研究では、グリーンルイボスティーの成分であるアスパラチンがグルコース代謝に及ぼす影響を調査しました。研究はin vitroとin vivoで行われ、アスパラチンが筋肉細胞におけるグルコース取り込みと膵臓β細胞からのインスリン分泌を増加させ、2型糖尿病モデルマウスにおいて血糖値の上昇を抑制し、耐糖能を改善することを示しました。これらの結果は、アスパラチンが2型糖尿病に対して有益な効果を持つ可能性があることを示唆しています。

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