ハーブの効果と効能

ラベンダーの効果や副作用は?ハーブティの作り方や食べ方も解説

ラベンダーは人気のあるハーブで、「ハーブの女王」とも呼ばれ、食用や薬用のほか、香水やアロマ、クラフト類など様々な形で利用されています。

ラベンダーは地中海沿岸の原産で、日本でも北海道・富良野のハーブ畑は有名ですね。古くから愛されている万能ハーブで身体と精神の両面に良い効果をもたらします。

今回の記事では

  • ラベンダーの効能・効果を知りたい
  • ラベンダーを摂取する際の注意点を知りたい
  • 食用としてのラベンダーのレシピを知りたい

を中心にラベンダーの使い方を記事にまとめています。

日本では食用としてのラベンダーは、あまりポピュラーではありませんが、とっても美味しいレモンラベンダーショートブレッドのレシピも掲載していますので、是非、参考にしてください。

ハーブについてさらに詳しく知りたい方は、ハーブを使った最強ファンスティングを定期的に実践しているハーブマニアが書いているこちらの記事をどうぞ!

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ラベンダーの基本情報

名称  ラベンダー
英名  Lavender、English Lavender
学名  Lavandula angustifolia
和名  コモンラベンダー、薫衣草
分類  シソ科ラバンデュラ属 常緑低木
原産地  地中海沿岸、北アフリカ
主要成分 (100g当たり) フラボノイド、クマリン、タンニン、リナロールなど
使用部位  葉、花、茎
代表的効能  鎮静、鎮痙、抗菌、殺菌、防腐、抗炎症、抗うつ、鎮痛
利用法    ハーブティー、料理、ヘルスケア、染色、切り花、園芸、クラフト

ラベンダーには、ストレスで疲れた心身をリラックスさせ、不安や緊張、イライラなどを和らげてくれる鎮静作用があります。また、緊張からくる偏頭痛や高血圧にも効果があるといわれています。

ラベンダーには、神経を安定させる作用があるため、ストレスを感じやすい人や気分にむらのある人にもおすすめのハーブです。

ラベンダーには抗菌・殺菌作用があり、防虫にも効果があるので、虫除けとしても使われていました。

幅広い効能があるラベンダーですが、注意点は妊娠中の人や子供は使用しないということです。

ラベンダーの効果・効能・作用を解説

ラベンダーの効能・効果は、鎮静、鎮痙、抗菌、殺菌、防腐、抗炎症、抗うつ、鎮痛など数多くあります。
その中でも

  • リラックス&鎮静効果
  • 抗炎症作用・抗ウイルス作用
  • 抗うつ作用これらについて順に解説していきます。

効果①:リラックス&鎮静効果

ラベンダーの香りは、怒りをやわらげ中枢神経のバランスを回復させるといわれ、ストレスや不安、落ち込んだ気分などの神経疲労に活力を与え、心の不調を取り除いてくれます。

高ぶった神経を鎮めてくれる効果に優れているので、仕事の後や、寝る前、ストレスで疲労を感じている人のリラックスタイムにおすすめです。

効果②:抗炎症作用・抗ウイルス作用

ラベンダーの香りは、気分を高め、肺炎をはじめとするウイルスと戦い、ハエや蚊を寄せ付けない効果もあります。

中世におけるペスト流行時には、ラベンダー畑で働いていた農夫だけが感染を免れて、その強い殺菌性や抗菌性を証明しました。

イギリスでは、ウイルスや菌、伝染病を追い払うためのかがり火にラベンダーが使われていたり、フランスでは、伝染病であるコレラ対策にも用いられていました。

また、抗炎症作用・抗ウイルス作用もあるため、風邪をひいた時にも効果的です。

効果③:抗うつ作用

神経を安定させる作用があるため、ストレスを感じやすい人や気分にむらのある人にもおすすめのハーブです。

就寝前にラベンダーティーを飲むと、心身の緊張がほぐれてよく眠れます。

その他の効果・作用

その他多数の効果・作用がありますが、頭痛・生理痛を緩和する効果、美肌効果、食欲増進効果 、神経疲労回復、睡眠障害緩和、不眠解消の効果があります。

ラベンダーには、手足の冷えや筋肉のこりをやわらげてくれる作用があり、疲労回復に効果があります。

ラベンダーの副作用や注意事項、禁忌など

ラベンダーティーの鎮静効果には血圧を下げる作用も含まれるので、低血圧の方が体調不良になる場合があります。

同様に眠気を引き起こす可能性もありますので、薬を服用している方は、あらかじめ医師に相談してから使用してください。

妊婦および授乳中のラベンダーの安全性には正確なデータが無いため、利用は控える必要があります。

ラベンダーのハーブとしての使い方

実際にラベンダーをハーブとして摂取する方法について解説します。ラベンダーの効能を活かすための方法です。

ラベンダーのハーブティー

ハーブティーには主にイングリッシュラベンダーが使用されています。ラベンダーティーは、すがすがしく気品のある香りが特徴です。

ラベンダーの香りには、イライラや不眠症、神経性の頭痛やめまいなどに効果があり、気分が落ち着いてリラックスできることがわかっています。

そのほか、ラベンダーティーは消化不良、生理不順、腹部にガスが溜まっている時にも役立ちます。

香りが強すぎて飲みにくい場合は、ほかのハーブに少しだけブレンドすると香りがやわらぎ、飲みやすくなります。

ラベンダーティー

材料(1杯分)
乾燥した花(小さじ1杯分)
熱湯(ティーカップ1杯分)
ポットラベンダーティーの作り方
暖めておいたポットに乾燥した花を入れ、熱湯を注ぎポットの蓋をして3分蒸らす。
暖めておいたカップに注いで、いただきます

食用としてのラベンダー

日本では食用としてのラベンダーは、あまりポピュラーではありませんが、「ラベンダー入りのショートブレッド」はいかがでしょうか?
レシピを紹介します。

ラベンダー レモン ショートブレッド

材料
バター(食塩不使用)(220グラム)
砂糖(130グラム)
レモン(すりおろす)小さじ 2 杯
塩小さじ 1/4 杯
小麦粉(360グラム)
食用ラベンダー(ドライ、つぼみの部分)小さじ 2 杯
手順
下ごしらえ
1、バターを室温に戻しておく。
2、オーブンを160℃に予熱しておく。1、大きなボウルにバター、砂糖、レモンの皮を入れ、電動ミキサーか泡立て器で混ぜる(混ぜすぎないように注意)。
2、別のボウルに小麦粉とラベンダーをふるい入れる。ラベンダーは、手でふるいにこすりつけるようにする。
3、 2 と塩をゆっくりと1 に加えて混ぜる。ボウルの側面に粉やバターが付いた場合はゴムべらなどでこすりとり、材料を無駄なくよくすり混ぜる。(あまり空気を入れすぎないように注意)
4、直径25cm程度のケーキ型またはパイ型に、3 の生地をしっかりと押し入れて平らにする。
5、 4 の生地にフォークなどで数カ所の穴をあけ(余分な蒸気を外へ出すのと、底が膨れ上がらないようにするため)、焼き上がった後に切りやすいように、好みの形に切れ目を入れておく。
6,160℃に予熱したオーブンに入れ、縁が色づくまで25〜35分焼く。
7、オーブンから出したらそのまま2分ほど置いて粗熱を取り、あらかじめ入れておいた線にそってナイフを入れる。
8,ショートブレッドが完全に冷めたら、そっと型から外す。■レモンはオーガニックのものを、またラベンダーも質のよいものをセレクトして。
■保存する際は密閉容器に入れる。

ラベンダーは乳製品との相性が特に良いので、ラベンダーミルクティーや、ラベンダーアイスクリームなど、楽しめます。

ラベンダーのよくある質問

ラベンダーで 落ち着くのは なぜでしょう?

ラベンダーの香りでリラックス効果が安眠につながる理由は、酢酸リナリルが自律神経に作用するためです。 酢酸リナリルは、脳内でセロトニンの分泌を誘発するとされています。

ラベンダーは 年に何回咲く?

適した気温であれば、春と秋の年2回お花を咲かせてくれます。 一般的なラベンダーは春に1度咲くものが多い中でグロッソは私たちをたくさん楽しませてくれるのです。 心地いい気温は12℃から30℃。 夏と秋の2回お花を咲かせてくれます。

ラベンダーは暑さに強いですか?

夏場に高温となる関東以南では、暑さに強く育てやすいラバンディン系やフレンチラベンダー(ストエカス系)の品種が適しています。 レースラベンダー(プテロストエカス系)、デンタータ系も温暖な地域向きですが、こちらは特に寒さに弱く扱いに注意が必要なので、ラベンダーの栽培に慣れた上級者向きと言えます

まとめと研究情報

ラベンダーの効果や副作用についてまとめました。

ラベンダーは古代ローマ時代から使われていて、傷口の洗浄や入浴時の芳香剤、美容のための香料として用いられていました。

ラベンダーの効能・効果は、鎮静、鎮痙、抗菌、殺菌、防腐、抗炎症、抗うつ、鎮痛など数多くあります。

現代でもストレス解消や疲労回復効果で使われています。

おさらい

【効果】

  • リラックス&鎮静効果
  • 抗炎症作用・抗ウイルス作用
  • 抗うつ作用

【注意点・副作用・禁忌】

  • 妊娠中の人の使用は注意
  • 子供の使用は注意

【摂り方】

  • ハーブティー
  • クッキーやケーキなど食用に使用

研究情報(エビデンス)

下記の研究データ、エビデンスを参考にさせて頂きました。

作業効率に対するアロマの有効性:休憩中のラベンダーの香りが作業パフォーマンスの低下を防ぎます

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/16162642/

要約

この研究では、休憩時間中の香り曝露が作業成績に与える影響を調査しました。36人の健康な男子学生を対象に、対照群(香りなし)、ジャスミングループ(ジャスミンの香り)、ラベンダー群(ラベンダーの香り)にランダムに分けて実験を行いました。彼らはコンピュータータスクを30回行い、各セッションの間に休憩時間がありました。結果は、午後の時間帯で集中力が低下し、ラベンダー群が他のグループよりも高い集中度を示したことを示しました。ジャスミン群には効果が見られませんでした。この研究は、ラベンダーの香りが疲労が蓄積した後の休憩時間に使用することで、後続の作業セッションでのパフォーマンス低下を軽減できる可能性を示唆しています。

吸入ラバンデュラアングスティフォリアミルの有効性。II型糖尿病および不眠症患者の睡眠の質、生活の質および代謝制御に関するエッセンシャルオイル

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31931160/

要約

この研究は、吸入ラベンダーがII型糖尿病患者の不眠症に対する効果を評価しました。対象は5人の患者で、ラベンダーまたはプラセボを4週間ずつ試しました。結果は、ラベンダーが不眠症の睡眠質と量、生活の質、気分を改善することを示しました。ラベンダー投与は代謝状態に有害な影響を与えず、糖尿病患者の睡眠問題に対する安全で有効な補完療法としての可能性が示唆されました。

ハーブには想像以上のパワーがあります!

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